iPhoneを持っていないといじめられる?高校生の間で起きているいじめ問題
知り合いの主婦から聞いた話なのですが、ママ友のお茶会で、いつもとは違う真面目な話になったそうです。
高校生の間で起きている、「iPhoneを持っていないといじめられる」という問題です。高校生の娘を持つ主婦が娘から聞いた話で、クラスの間でiPhoneいじめが起きているらしいです。
「なんだそれ?くだらない」
って思うかもしれませんが、少し例を挙げます。
- 目が細い
- 声が高い
- 汗をかきやすい
- 体毛が濃い
これらに当てはまる人が近くにいても、大人からしたら「そういう人もいるんだ」という認識で終わり、自分に害がなければ特に追求しようとはしないはずです。
しかし、その常識を子供に当てはめようとする事が既に間違っています。声が高い、体毛が濃い。その子は気にしていなくても、いじめる側からしたらうってつけの材料です。それが原因で、その子にとってはコンプレックスへと変わってしまう事もあります。
いじめる理由は何でもいいのです。告白をすると、僕は昔いじめを受けた事があるので、感覚的な話ですが間違いではないと思います。
いじめというのは、1人に対して数人で嫌がらせや暴力を振るう事を指します。これは僕が考えるいじめです。
「いじめられる側にも問題がある」
良くそういう発言をする人がいますが、ネガティヴ思考じゃなくても、友達が多い人間でも、いじめというのは急にやって来るのです。
「何で自分が?」
と抱え込んでしまうと、普通ではいられなくなり、周りから見たら「あいつにも問題があるよね」と勝手な噂が広がり、止まらなくなります。いじめとはそういうものです。
iPhoneを持っていないといじめられる。ただでさえ高い値段のiPhoneを持ってなきゃダメなんて、大人からしたら信じられない話です。僕が高校生の時は、「同じ機種のガラケーだったら恥ずかしい」っていう感覚でした。個性を大事にしたいと思っていたからです。
iPhoneいじめは、起因としては十分な理由かもしれません。ただ、将来自分が父親になり、自分の子供がiPhoneいじめを受けたと知った時、助けてあげたいという気持ちと同時に解決方法に悩むと思います。
物を与えて解消するべきなのか。その子自体に心の強い人間になってもらいたいと願い、教育するのか。または、他に選択肢があるのか。
「余計なおせっかいはヒーローの本質」
僕の好きな漫画に出てくるセリフです。きっと自分の性格上、おせっかいを焼いてしまうんだろうなと思います。
どんな時代が来ても、いじめが無くなる事はありません。必ずどこかで助けの声を求めている子がいます。心が壊れてしまう前に、「助けて」と言える環境が少しでも多く存在する事を願っています。