水風呂バトル!絶対に負けられない戦いがここにはある!
りょうへいです。
皆さんは、広いお風呂でのんびりしたいと思う事はありませんか?
僕は月数回、リラックスを求めて家の近くのスパに行きます。お風呂の種類もいくつもあり、サウナ付きが嬉しいです。お風呂にのんびり浸かった後、サウナでガンガン汗を流して水風呂に入るのが爽快だったりします。
その水風呂で引くに引けない男同士の戦いが起きました…。
見知らぬおじいちゃんと僕のガチンコ対決です。
絶対に負けられない戦いがここにはある!!
いざ、水風呂バトル開始!!
大抵の場合、サウナ室の前には水風呂があります。
戦いの場所は、この水風呂です。
僕はいつものようにサウナで蓄えた熱を放出する為に、まずは体に少しづつ冷水をかけます。
ある程度冷水に慣れてきたら、一気に浸かります。
「くぅー!!」
と鼻から抜けるような声を出し、肩まで浸かると反対側からおじいちゃんが水風呂に入ってきました。
「ザブーン」
驚く事にノーモーションで入ってきました。水風呂の法則を破られたような気持ちでした。
出典:鋼の錬金術師
冷水を体に馴染ませるという行為を知らないのかこのおじいちゃんは。水風呂のルールじゃなかったのか?
そんなことを考える隙も与えてくれず、冷水に浸かってからのおじいちゃんは、まるで温泉にでも入っているかのような表情でした。さらに付け加えるなら、サウナには行かずいきなり水風呂です。
「う、嘘だろ…?」
普通のおじいちゃんではないのか?いや、高齢者になるとこれが普通なのか?
いろんな思いが交錯する中、僕の出した答えが…
「この水風呂バトル、絶対負けない!!」
勝敗ルール:先に水風呂を出た方が負け。
※あくまで僕が勝手に決めたルールです。
気のせいか、おじいちゃんも僕を横目でちらちらっと見てきては、様子を伺っています。
「やはりおじいちゃんも勝負がしたいんだな。ゆとり世代とはもう言わせない。どっちかと言うと我慢強さには自信があるんだ。」
そんな思いが高まる中、僕は静かに目を閉じました。
・・・5分経過
5分も経つと、さすがに体が冷えてきます。水風呂って動かなければ感覚が麻痺して温かくなるんですが、少しでも動くとダメです。冷水の波が押し寄せてきます。
僕が「冷えたなー」と感じてきたので、おじいちゃんを見てると…
何と!瞑想していました。
「おじいちゃん、いろんな意味で大丈夫…?」
ちょっと心配になりつつも自分の体も限界が近づいてきます。
・・・3分経過
「もう限界だ!さすがに出よう!! 」
立ち上がろうとしたら、おじいちゃんも同じタイミングで何事もなかったかのようにスッと水風呂を出ました。
ほぼ同時のタイミングで出たので、勝負は引き分けです。
いや、もしかしたら僕の負けかもしれません。おじいちゃんは、僕のペースにあえて合わせてきて、「まだまだ我慢強さが足りないんじゃよ」と言ってくれたのかもしれません。
水風呂から出たおじいちゃんは、悠々とストレッチをして、風呂場を後にしました。
一体、おじいちゃんは何者だったのか。正体はわからないままでしたが、戦いを通して我慢強さの重要性を学んだ気がします。
ありがとう、おじいちゃん。僕はまだまだ成長できる。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。