「ポチ」と呼ばれている犬を見て
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「ポチ!!」
こう呼ばれている犬を見たら、僕は思わず振り向いてしまいます。皆さんは、ポチと呼ばれる犬がいたらどんな姿を想像しますか?
恐らく、大抵の方はこういう犬を想像するでしょう。
和犬。
小さい頃にいつのまにか、どこかで記憶に植えつけらたポチという名前。もし自分が犬を飼ったらポチとは名付けないでしょう。
なぜならば、もし自分が山田だったら生まれてきた息子には太郎と名付けない、そういった感覚です。
そんな考えを持っている僕ですが、以前久しぶりに会った友人に衝撃的なことを言われました。
実家で柴犬飼ってるんだ!
良いなー!名前なんて言うの?
ポチ!!
ポチ!!?
まさかのポチに驚きを隠せません。
「ポチ…え、ポチ?」
と聞き返してしまいました。スマホの写真を見せてもらったら、飼っている犬はやはり柴犬でした。
名前自体は可愛いんですが、山田太郎的な話でいくと少し違和感が残りました。ということで、ポチと名付けた理由を勝手に推測していきます。
和犬と言ったらポチ
和犬は言うまでもなくポチ。そうに決まっている。きっとそれくらいの強い固定概念があったに違いない。
例えるなら、頑固親父のラーメン屋。
- 写真撮影禁止
- 会話禁止
- ラーメンをすする音がBGM
多種多様な考えが生まれる中で、昔ながらの考えを貫く、あえて逆行していくタイプ。それでもラーメンの味はこだわり抜いた本物なので、根強いファンは多い。
「ラーメンと言ったらこう!」といった考えがあるように、「犬と言ったらポチ!」そんな感じでしょうか。
犬っぽいから
単純に犬っぽいからというのも考えられます。犬といえば、コロ・ゴン・ポチなど昔から親しみがある名前がたくさんあります。
犬の名前って、食べ物の名前をそのまま付ける人も多いですよね。「チョコ」や「キャンディー」など可愛い食べ物を名前にしてみたり、逆に人間っぽい名前を付けてみたり。
いろいろ考えた結果、「でもやっぱり犬といえば……」的な感じでポチと名付けたのかもしれません。
昔飼っていた犬がポチ
これは実際にあった話なんですが、昔友人の飼っていた犬がある日亡くなってしまいました。10年以上愛し続けた犬が亡くなったことで、特に友人の母親が悲しみに暮れていました。
しばらく時間が経って友人の家に遊びに行った時に、驚いたことに同じ犬種の犬がそこにはいました。
「あれ?このわんちゃんって……?」
母親の犬を呼ぶ声が聞こえると、耳に入ってきたのは以前飼っていた犬と同じ名前。理解するまでに少し時間がかかりましたが、なんとか状況を把握することができました。
そう、亡くなった犬と全く同じ犬を、同じ名前で再び飼っていたのです。
正直ちょっと寒気がしました。しかし、踏み入ってはいけないことも世の中にはあると自分に言い聞かせ、その場を後にしました。
ポチという昔から馴染みのある名前で呼ばれている理由は、こういうケースも考えられます。
おわりに
今っぽい可愛いわんちゃんの名前が次々と生まれていますが、もし目の前に「ポチ」と呼ばれている犬を見たらあなたは何を思いますか?
「犬と言えばポチだよね!」
「可愛ければ何でもいいんだよ!」
「何でポチなんだろう?」
たくさんの受け取り方があると思いますが、僕は少し違和感が残りました。うーんでも少し考え過ぎかな?