フルグラは主食になれない

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ニンテンドースイッチを求めていたら100歳を超えていた…。

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現在、西暦2100年。

100歳を超えたワシは、後世の為にスイッチについて日記を書くことを決めた。

 

20代の頃からスイッチ追い求めていたが、早100年が経ってしまった。もうじいさんじゃ。それでもまだ手に入らない。スイッチ戦争に敗れた周りの友人は、みんな死んでしまった。もう涙すら枯れてしまったわい。

 

一体、ワシはいつになったらスイッチが手に入るのじゃ…。

 

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確か、あれは2017年頃発売された伝説のゲーム機として、今も語り継がれている。当時は、誰もがスイッチを求めて探し回った。何かに取り憑かれているかのようにみんな必死だったのじゃ。

 

 

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いや、確実にスイッチには悪魔が憑依していた。人々の物欲を刺激し、心の弱い部分に漬け込んでいたのじゃ。

 

そして、スイッチに憑依された人間はこう呼ばれた…

テンバイヤーと。

 

 

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テンバイヤーは恐ろしい。

ありとあらゆる方法で定価のスイッチを入手しては、高価格で転売している。日本人よりも外国人の割合が多く、テンバイヤーはグローバルな存在だったと言える。

 

あいつらのせいで、善良な一般市民はスイッチをなかなか手に入れることができなかったのじゃ。ワシもそのひとり。

 

ニンテンドーは生産が追いつかず、価格はどんどん高騰していったのじゃ。4〜5万なんて今思えば可愛かった。10万円でネット販売されることが当たり前になっていた。

 

最終的には、テンバイヤーの恐ろしさを知ったニンテンドーはスイッチの生産を終了してしまった。こうして、伝説のゲーム機となったんじゃ。

 

最近100万を超える価格でオークションに出品されたという噂を酒場で聞いたのう。富裕層がコレクションとして集めているそうじゃ。

 

 

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諦めきれないワシは、スイッチを手に入れる為に不老不死の薬を密売ルートで手に入れたんじゃ。これはここだけの内緒にしてくれ。頼むぞう。

 

死ぬことがなくなったワシは、今でも定価のスイッチを追い求め探している。世界中探せばきっとまだどこかにあると信じて…。

 

 

 

というわけで、次はスイッチを手に入れた経緯を書いていこうと思います。僕のスイッチ物語は次の記事で完結です!

お楽しみに!

 

 

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