クリスマスが今年もやってくる
「クリスマスソングと言えばこれ!」というのは世代や人によって違う。それだけたくさんのクリスマスソングが存在し、記憶に残る流行がある。
曲と一緒でクリスマス自体も受け取り方は違う。年齢を重ねる毎にその捉え方は変わっていくのかもしれない。
小さい頃はサンタさんがプレゼントを持ってきてくれると信じて、夜は興奮して眠れなかった。大人になれば、別の意味で興奮して眠らない人がたくさんいる。日本はまだまだ平和だ。
ここで少しクリスマスの記憶を遡っていこうと思う。小さい時はどんな小さなプレゼントでも「サンタさんありがとう!」と満面の笑みで喜んでいた。
小学校3年生頃から、サンタはいないという思考にたどり着く。現実を知った僕は、サンタさんと呼ばずにサンタと呼び捨てにした。反抗期は誰にでもある。
高校生になるとサンタとかプレゼントとかはどうでも良く、クリスマスは恋人がいるかいないかという目線で見るようになった。一般的に「リア充」という言葉でも置き換えられる。オリジナルのリア充定義を語り出す者もいるが、結局は誰もが想像してしまうだろう。
次の問いに答えなさい。
クリスマス+リア充=?
この問題を見て「?」に当てはまる答えを想像するなら、カップルが楽しそうにケーキでも食べているシーンだろうか。それともキラキラしたイルミネーションを見ながら手を繋いでいるシーンなのか。
彼女がいなかった頃、クリスマスまでに彼女作らなきゃ議論を友人と何度交わした事か。今思えばあれはあれで楽しかった。
クリスマスは大人になるとまた違った見え方がある。彩られた街並み、流れるクリスマスソング、華やかな料理やスイーツ。いつもと違う雰囲気にお酒がより美味しく感じる。
クリスマスはいつも変わらない。変わってしまったのは年齢を重ねて、いろんな思考が詰まった自分自身。
家族で温かいクリスマス
恋人と甘いクリスマス
友人と楽しいクリスマス
お一人様クリスマス
仕事中に垣間見るクリスマス
年齢と共にクリスマスの捉え方は変わる。ただ、変わらない事がひとつだけあった。
クーリスマスが今年もやってくる。悲しかった出来事を消し去るように。
ケンタッキーは今年も美味しかった。